質問に対する回答が暗記できない

公務員の面接試験で聞かれる質問はある程度パターン化しています。

当サイトでも100の質問を挙げていますが、何回も繰り返したり、あるいは眺めていると似た質問であることに気付くと思います。民間企業の就職試験と異なり公務員試験では質問がパターン化しているという特徴がありますので、想定質問に対しての回答を必死に覚えようとする受験生が多いのです。

しかし、それを一字一句暗記しようとするなかなか大変で、覚えられない。

なんとか効率の良い回答の暗記方法はあるのでしょうか?ということですが、結論からいえば「暗記する必要はない」といえます。

むしろ、回答を暗記するというのは危険であることも少なくありません。

暗記して思い出せなくなったら「頭真っ白!」

そもそも、いくら質問がパターン化しているとはいっても、その質問の数は膨大です。それを全て暗記しようとすることがナンセンスだと考える必要があります。

もっといえば、暗記は危険です。その理由は2つあり、

1つは、面接官から見て暗記していることがバレバレであること。2つ目は、暗記していた内容を途中で思い出せなくなると焦って頭が真っ白になる可能性が高いこと。

暗記することが必ずしも悪いということではありません。面接官も「しっかりと面接対策をしてきている」と考えてくることもあるでしょう。しかし、暗記したことは本番では「思い出す」作業が中心になりますので、一生懸命思い出す作業をしているという印象を面接官に与えてしまいます。

その結果、熱意が伝わらなかったり、目線(視線)が上や下を見やすい。また、暗記していない回答(予期せぬ質問)があると、今まで流暢に回答していたものが明らかに態度としておかしくなる。そんな違和感を面接官に与えてしまいます。

完璧に暗記しようと思えば思うほど、思い出せないとプレッシャーに感じてしまい、結果的に思い出すことが面接試験の中心になってしまうということもあります。それでは、面接官に好印象を与えられるとは言えません。

ならばどうすれば良いのでしょうか。

それは全部を覚えるのではなく、「キーワード」を覚えておくようにするのです。

回答を文章として暗記しようとすると負担も大きいですし、そもそも筆記試験の発表から面接試験までの短い時間で全てを暗記することは不可能です。

しかし、回答の骨子となる「キーワード」を覚えておくことはそれほど難しくはありません。本番の面接試験では、そのキーワードを思い浮かべながら、接続詞やアドリブで繋いでいく。こういったことをいうと、なんだか難しそうだし、そんなことは出来ないという受験生がいますが、そもそも普段の会話も暗記していることを話しているわけではありません。

思い出した断片的な情報をつないで会話にしているのです。

それと同じ事を面接試験でもしましょうということです。そうすることで、全部を覚えようということをする必要もありませんし、一字一句を思い出そう(次はなんだっけ?)と考えることも必要なくなります。

つまり、キーワードをつなぐということを意識しながら、その場その場で必要な情報を加えながら、熱意を込めたり、あるいはエピソードを挟んだりというアレンジが可能になる。

これこそまさにあなたらしい面接試験ということができるでしょう。

キーワードをしっかりと挙げておき、それを覚えるようにしてください。後は現場で何とか対応することができるはずです。

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