緊張してスムーズに話すことができません

そもそも、面接試験で緊張しないという受験生はいません。それは大前提として知っておくと良いでしょう。

人前で話すことを職業にしている講師、タレントであれど、例えそれがどんなに著名な人であってもやはり本番では緊張するという言います。しかし、こうも言います。「緊張するからこそ良い話ができるのだ」と。

緊張するからダメだ、緊張しなければ良いということではありません。

緊張を善し悪しで考えること自体、さほど意味のあることではありません。もちろん、全く固まってしまうほどの過度な緊張をしてしまったり、頭が真っ白になるぐらいに緊張してしまうというのでは面接どころではないかも知れませんが、それらは「練習」で何とかすることはできます。

一方、適度な緊張というのは練習をしても回避することはできず、どの受験生も緊張して当然という前提を持ってしまえば良いでしょう。自分だけが緊張しているということではなく、みんな同じなのです。

他の受験生を見ても緊張しているように見えないという受験生がいますが、それは自分が緊張しているために周りの受験生のことを冷静に見れなくなっている自分がそこにいるだけです。

受験会場に行ったら良く見てください。他の受験生も「手が震えている」「足が震えている」など、じっくりと見れば皆が緊張していることに気付くはずです。

スムーズに話す必要はない

面接試験で「スムーズに話さなければならない」「沈黙があってはいけない」「考え込んではいけない」ということを意識しすぎる受験生は多いのですが、それは誤解です。

そもそも、詩を暗記して朗読しているわけではありませんので、そんなにスムーズに話すことができるわけがありません。

面接試験ではスムーズに話すことが求められているわけではないのです。スムーズに話そうとすればするほど、「接続詞が増える」「冗長になる」「早口になる」といった弊害を生み、結果的にそれは自分に対しての焦りへとつながり、どんどんはまっていくことになります。

また、スムーズに話されると単調になりやすく、抑揚や強弱といったことも薄れ、結局何が言いたかったのか分からないということにもなりかねません。

男性が女性に対して行なうプロポーズを思い出してください。

スムーズに、あたかも丸ごと覚えてきたようにまくし立てるようにプロポーズをする男性と、緊張したどたどしい様子ではありつつも、その場の様子を踏まえ、何とか自分の言葉で想いを伝えようとしている男性、どちらが魅力的なのでしょうか。どちらの方が記憶に残るプロポーズになるのでしょうか。

面接試験も同じように考えて欲しいのです。

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