こういった受験者のことを「面接官の呪い」なんていうことがあります。実際には、何か重要な欠陥なり致命傷があるというケースが大半です。

それに自分自身が気づかないと面接試験をパスすることができない可能性が高いです。逆に言えば、ちょっとしたきっかけを掴むだけで、別人になったように全ての試験にパスするということも起こりえます。これを、面接官の呪いが解けるといったりします。

自分で気づかずに、つまり無意識的に致命的なミスをくり返し犯してしまっていることは珍しくありません。例えば、緊張すると貧乏ゆすりをしてしまうといった癖を持つ受験者は、自分では一切そのことに気づいていませんでした。また、面接試験を自己主張の場と誤解して、コミュニケーションではなくまるで政治家のように主張だけを熱心に行っていた受験者もいます。

こういった癖や行動は、受験者の無知から来るものもあれば、無意識の中から起きているものもあります。だからこそ余計に扱いが難しいわけですが、少なくても繰り返し面接試験で不合格になってしまったならば、何かに問題があると捉えることが大切です。

客観的に自分を見る

対策方法としては、面接対策講座などを受講してプロの目で一度アドバイスを受けるのが効率的です。お金はかかりますが、最も効果的な方法であると思いますし、自分の人生を決めるために数万円程度の投資は高いとはいえません。

自分では気付けなかった致命傷を把握できれば、その対策を練ることだけで合格を手に入れることができるということでもあります。自分を客観的に見るというのは非常に難しいので、第三者の目を通して見つめ直すことも受験勉強だといえるでしょう。