• 理由
• 比較
• 結果的にどうだったか

いくつかある中でその学部を選択したわけであるから、理由は比較で述べるのも一つの方法である。

ただし、現実的にはそれほど明確な選択理由を当時は持っていなかった（つまり、何となく）ということが多い。もちろん、明確な理由があった人はそれで良いが、そうでない場合には、それを正直に答えるか、あるいは後付けで今思えば・・・というような形で対応することも仕方がないといえる。

ただし、「公務員になりたいとずっと思っていたので当該学部を選択した」というのは、それが本当であれば良いが、事実ではないとすれば流石に作りすぎである。面接試験では時に嘘を付かざるを得ないということもあるが、極端な嘘を言ってしまうと、全体との整合性がなくなったり、突っ込み質問などが飛んできたときに、切り返しができなくなる可能性が高い。

例えば、「高校時代に公務員になろうとしていたのであれば、大学に行かずに公務員になるという選択肢もあったと思いますが、なぜ大学に入ったのですか？」といったような質問が飛んでくると厄介なことになる。

柔軟な立ち回り（要するに嘘のこと）は、圧迫質問などの場合にとどめ、こういった質問にはできるだけ真実を答えるようにしたい。そうしないと、後々振り返った時に回答の矛盾が生じ、一貫性がないということにもなりかねない。

また、こういった質問は単に「報告」の仕方を試していることも多い。内容よりも、いかに簡潔・明瞭に報告をすることが出来るのか、報告能力を問うこともある。

普段から、面接の練習をする際には、要領よく報告をすることが出来るようにしておくと良い。社会人にとって、「報告」「連絡」「相談」は基本中の基本であり、学生時代に身につけておきたいスキルである。