公務員面接カードの重要性      

面接カードが合否を占う材料になる

公務員の面接試験では、事前に面接カードの提出を求められることが一般です。この面接カードは、一種の面接試験だと考えても良いのです。

面接を受験するとよく分かるのですが、面接カードに記入した内容に基づいて質問をされることが多いのです。つまり面接官は面接カードに事前に目を通しているということは明らかです。そうだとすると、面接カードは単なる提出資料ではなく、面接試験の合否を決めるための材料とされていると言えます。

面接の書類選考的な位置づけ

面接カードの提出を求められる場合、既に面接を実施することが確定した場合です。一方、民間企業の就職試験を受験することを考えてみてください。

まずは、履歴書などの種類を送付して、書類選考が実施されます。この書類選考をパスしなければ、面接試験に進むことはできません。つまり、民間企業においては、履歴書や志望動機書などの書類は、面接に進めるかどうかの非常に重要な書類であることは明らかです。

公務員試験でも同じことが言えます。公務員試験は、一般的には第一次試験で筆記試験を受験することになります。これは、公務員になるための「基礎的学力」を有しているかどうかを問うものであって、受験者自体の人柄等を見るためのものではありません。

一方、公務員の面接試験では、主に公務員としての適正を備えているのかを人物的な側面から評価していきます。この場合、民間の面接試験と同様に、書類選考的な扱いを受けていても不思議ではありません。

つまり、面接カードの提出を要求されたと言うことは、面接試験に進める(実際に面接が行われる)ことは明らかですが、だからと言って面接カードで書類選考的なものが行われていないという保証はありません。場合によっては、面接は実施するものの、事前に提出した面接カードが粗末である等、明らかに公務員としての素質や品位に欠ける場合には、面接実施時点で落第点を押されている可能性も否定できません。

だからこそ、筆記試験に合格した事実はとりあえず忘れて、民間企業の就職試験に応募をするような前提で、まずは書類選考に通る!という意気込みで面接カードを記入する必要があるのです。

面接カードは履歴書+志望動機書+α

公務員試験における面接カードの記載項目は、一般的に履歴書的な要素、志望動機的な内容、それに加えて学生生活や性格面などを記入することになります。

これは、まさに民間企業における就職時に提出する書面と同じです。よく考えてみれば、公務員試験とは、就職試験であるわけですから、書類に書く内容が似てくるのは当たり前のことです。

民間企業の場合には、これらの書類のみで選考を行うわけですから、公務員試験の面接試験でも面接カードにより一定の選考を行われていると考えてもオーバーな話とは言えません。

面接カードは適当に書いておいて、実際の面接試験で挽回するということを考えるのは間違いだと言うのが分かるでしょう。面接カードの記入サンプルを本などから抜き取って、それを真似すると言うのもやってはいけないことです。自分のオリジナリティがない面接カードでは、面接官は何枚もの面接カードを見ているわけですから、一発で見抜かれてしまいます。また、異なる公務員試験であるのにも関わらず、面接カードの内容を使いまわして同じ内容にするというのも一貫性や整合性が取れなくなります。

面接カードに何を記入するかで、面接の合否が決まると言うぐらいの覚悟を持って、面接カードの記入を行うことが必要なのです。

徹底的に考えた面接カードの記入を行おう!と誓うことから良い面接カード作りの一歩が始まることになります。

公務員面接試験一発合格講座のパッケージ画像

公務員面接試験一発合格講座

当サイトで鉄板人気を誇る面接マニュアル。志望動機の作成から実際の面接対策までを網羅。DVDによる動画講義付きで、自宅で面接対策を行うことができる。

  • テキスト冊子・DVD(4講座)

 管理人による体験レポート

→面接官が語る特別対談レポート「試験の裏側」限定配布中

Page top icon