個別面接を制する
公務員面接試験はいくつかの種類がありますが、最も一般的なものが個別面接試験です。これは、全ての公務員試験で実施されている試験形式で、必ず実施されるものでもあります。
個別面接は必ず行われるものですから、しっかりと対策を行うことが必要です。
個別面接試験とは
個別面接試験とは、受験者が1名、面接官が3名程度の面接試験の形態を言います。つまり、一般的に面接試験といわれている形式のものです。
受験者が1名ということで、全ての質問は当該受験生に対して行われることになります。そして、その受け答えを含めて、面接官が3人程度で評価を行うことになります。
面接官の人数は、3人と固定的ではありません。2名の場合もありますし、6名以上いる場合もあります。通常、6名程度の場合には、最終的な面接試験であると考えられます。
面接試験を何回か繰り返す公務員試験では、最終試験(すなわち、第3次試験)などで利用されることが多くなっています。ただし、個別面接を2回程度繰り返して行うこともありますので、自分が受験する公務員試験ではどのような形式になっているのか、しっかりと確認しておきましょう。
個別面接試験のポイント
個別面接試験は、時間的にはおよそ15分から20分程度が一般的です。それほど長い時間ではありませんが、受験者が1名しかいませんので、受け答え、しぐさ等を含めれば、面接官の評価する時間としては十分なのかも知れません。
いずれにしても、面接官からすれば、評価する人物は1名しかいないわけですから、じっくりと見ることができる試験です。常に、様々なことを見られて、そして評価されているということを認識しておくことが重要になります。
面接官は、1人の受験生に対して質問をしてきますので、面接カードで興味を持ったこと、疑問に思ったことを質問してくる可能性が高く、また、返答が曖昧だと、さらに突っ込んだ質問がなされることがあります。具体的かつ明朗な回答がポイントになります。また、答えるのが自分ひとりだということは、逆に言えば明確に自分の考えをアピールすることができると言うことにもなります。自分の考えた事は、遠慮なく発言をして、アピールするようにしてください。
個別面接の評価項目
一般的には、以下のような項目について、面接官は評価をしています。
- 容姿や態度
- 表現力
- 社会性
- 積極性
- 堅実性
- 健康さ
- 明朗性
- 視野
- 思考
- 感覚
- 創造性
- 感受性
以上の項目を全て意識しながら面接を行うということは至難の技です。ただ、一応、面接官は上記のような項目を評価していると言うことは予め知っておいても損はないはずです。
元気な声で質問に答えるということで、積極性や健康さ、明朗性などをアピールすることができるなど、評価項目は面接に対する対応を考える上で一定の判断を与えてくれるものです。どのように自分をアピールすべきか迷ったときは、上記の評価項目を参考に考えればよいと言えます。
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