自己主張があまり得意ではありません

前提として、面接試験で自分の主張が強い方が有利ということはありません。

これは、集団討論等でも同じことが言えます。集団討論は自分の主張を強く持ち、他の受験生の意見を封じ込めながら自分の主張に結論を持っていくということではないのです。

(ディベートと呼ばれる言葉の格闘技がありますが、これと公務員試験の集団討論は性質が異なります。公務員試験や就職試験で求められているディスカッションは、みんなの意見を集約しながら、結論を合意によってまとめていく作業のことを言います)

つまり、公務員試験でも就職試験でも、自分の意見を強く主張することはさほど重要ではありません。

何が重要になるかというと、自分の意見を持つことです。意見を持つことと、強く主張することは別のことだと考えてください。

自分の意見をしっかりと持つようにする

主張をするというのは、自分の考えを相手に伝えることです。

しかし、自己主張が強いというのは、周りの意見を聞かずに自分の意見を押し通すというニュアンスが含まれています。そういう態度は、協調性がないように面接官は判断するでしょう。

もちろん、主張が強いということは時に必要になることもあります。しかし、公務員の面接試験の場でそこまで強い主張が求められるということは基本的にありません。

集団討論であっても、周りの様子を見ながら自分の考えを述べていく必要がありますし、個別面接試験では強い主張など全くと言って良いほど必要ありません。

集団討論で必要になるのは、自分の意見をしっかりと持っていて、それを適切なタイミングで集団の様子を見ながら投げ掛けることができるかどうかということです。自分の意見を通すことよりも、集団の中で客観性を保ちながら適切なタイミングでまとめるような意見を投げ掛けることが求められているのです。

個別面接にしても、主張を強くアピールする必要はありません。そもそも、個別面接の場合には相手は面接官しかいないわけですから、受験生の言葉は必然的に面接官にしか届きません。ですから、強く主張をする必要はなく、いかに上手く自分の思いを伝えるかというコミュニケーション能力が求められることになります。

いずれの場合でも、自分の考えや思いをしっかりと持っていることの方が重要です。それを、適切なタイミングで周りの様子を見ながら投げ掛けるということが問われているのです。

どう主張するかではなく、どのタイミングでまとまるように投げ掛けるのか、そういったことが集団討論では必要ですし、個別面接では面接官に主張するのではなく、伝わるようにコミュニケーション力を高めておくことが大切になります。

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